これから4月まで、引越シーズンが始まります。
そこで今回は、エアコンの移設をする際によーくよく聞かれる、
「このエアコン、あと何年もちますか?」
への返答ついて、エアコン工事屋からみた、おすすめの買い替え時について述べさせてもらいたいと思います。
■エアコンの寿命・耐用年数
開口一番こう言うのもなんですが・・・ ズバリ!○○年です! と言えたらいいいのですが、わからないものはわかりません。
エアコンに限らず他の家電製品もそうですが、あたりはずれもありますし、
初期不良ですぐ壊れるものもあれば、20年以上使っても現役というものもあると思います。
エアコンに関しても、10年経ずに壊れるものもありますし、20年以上使われているケースもあります。
「それじゃ、答えにならないよ!」
と言われそうなので、いくつかの指標を参考下さい。
①現在売られているエアコン本体には、「設計上の標準使用期間10年」との記載がある。
2009年より法律に基づいて、経年劣化による事故を防ぐための注意喚起がされています。
②国の統計(内閣府の消費動向調査)をみると、過去10年のエアコンの平均使用年数は10~12年
③製造物責任法(PL法)では、メーカーは製品の引渡しから10年以内は損害賠償責任を負う。 (1995年以降の製品)
④エアコンの部品がなくては修理もできない!(エアコンの「補修用性能部品の最低保有期間」は9年)
以上4点をみると、やはり10年くらいが一定の目安となってくるかもしれません。
ただ、ご家庭によって使用頻度、エアコン自体の購入金額、エアコン移設回数の有無、結露しやすいなどの周辺環境、エアコンのお手入れの状況などによっても大きく変わってることと思います。
そういう意味でもエアコンの状態をよく確認していただきたいです。
エアコンの内部の汚れ・カビ菌等の付着の様子、悪臭はしないか、効きはいいか、異常音はないか、等々・・・
エアコンクリーニング、ガス補充や配管交換等工事代、修理代などで費用がかかる可能性もありますので、総合的に判断していただく必要があると思います。
まとめ
まず10年をひとつのメドに。エアコンの状態をチェックしてみよう!
エアコン移設で取外した際、取り付ける前には、ぜひ工事担当者に相談してみてください。